チャイコフスキーのある部屋・タイトル

このページはチャイコフスキーファンによる、
チャイコフスキーファンのためのページです。
どうぞ、ごゆっくりとお楽しみ下さいませ!!

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チャイコフスキーの肖像写真

P.I.Tchaikovsky
(1840-1893)


チャイコフスキー、それは私のライフワーク・・・・なんて言ったら過言です。はい。決してライフワークではありません。でも熱狂的ファンには近いものがあると思います。

チャイコは音楽の最高峰と思います。しかしながら、一般的にクラシック・ファンというものは、チャイコの音楽、とりわけチャイコの交響曲を軽んじている傾向にあります。それはチャイコの交響曲に、一般的なクラシック・ファンが求める難解さが無いからではないでしょうか。

とりわけドイツ・オーストリアの正統派交響曲は、間違っても車に乗りながら聴くってシロモノではないし、CFのBGMになんて使われるのは、限られた名曲の有名なフレーズだけです。やっぱりどっしりしたオーディオセットを前に、物思いに耽りながらでーんと構えて聴くものでしょう。

私がチャイコを聴くときは、通勤途中にディスクマン、部屋の掃除をする時のBGMといった具合に、空気のような感覚で聞いています。ま、それだけメロディーラインも明確であるということであって、今流行りの小室ファミリーの音楽よりも、ずっと耳にストレートに入ってきます。そういった、暮らしの中に溶け込む貴重なクラシック音楽というところが、私の好きな理由の一つです。

私はクラシック音楽を聴くようになって、まだ10年も経っていません。ですから、はっきり言って「レコード○術」誌に投稿するような造詣の深さ、教養はありません。でも、チャイコの三大交響曲については、ちょっと物を言いたいな。はっきり言って私は、神様のいたずらか何かで、ハイドンとモーツァルトの全ての交響曲をこの世から無くしたとしても、チャイコの三大交響曲だけは是が非でも守りたい派だから。ブルックナー?シューマン?どうぞどうぞ。無くなっても良いです。おかまいなく。

チャイコフスキー三大交響曲・・・・・・私がチャイコの三大交響曲に本格的に接したのはCDでした。初めて買ったの三大交響曲のCDは、5番はベーム/LSO、4番はマゼール/クリーヴランドo.、6番はバーンスタイン/NYP(新盤)でした。今考えると、何故と思うようなぞっとするような選択ですが、5番・4番は廉価盤、6番はジャケットが奇麗だったからという、ただそれだけの理由でした。ですから、5番と6番というものは、のったりのったりした曲(そう、ブルックナーみたいな退屈な音楽)と思い込んでいました。4番のマゼール盤は端正な音楽で、感心はするけれど感動しにくい音楽でした。そうそう、以前、サンゲツのCFのBGMで4番の第4楽章が流れていましたが、それを知ったのはマゼール盤を聴いてからでした。

それからしばらくして、名盤の誉れ高いムラヴィンスキー/レニングラードpo.(1960年DG版)三大交響曲番を聴いて、「ああこれなのか!」と感動しました。これを聴いてつくづく、クラシック音楽のCDは、最初に聴いた演奏者で曲のイメージを決定づけてしまうので、一番はじめに購入するCDの選択には慎重さが必要だな、と思い知らされた次第であります。そして、いつしかとりつかれたように聴くようになり、今やチャイコの三大交響曲のCDが、200種類ほどラックに並ぶようになりました。

前置きが随分長くなりましたが、このチャイコフスキーのある部屋では、私の200種類ほどの「蔵書」から、チャイコの三大交響曲について、私なりの曲目紹介、独断と偏見に満ち溢れたCD紹介、それぞれの聴きどころを紹介していきたいと思います。


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