Y2K

ミレニアムとY2K。この2つの言葉は、ある時期を境に毎日聞くようになった。前者はたしか「世紀越え」とかいう意味だったと思うので、1999年のうちにこの言葉を乱用するのはちょっと気が早いのではないだろうか。

後者については、阪神・淡路大震災を他山の石とすべく、必需品を買い揃える人が多く、一部の業界では、将に「特需」に沸いた。スーパーマーケットでの飲料水の買い占めなどはオイルショック時のトイレット・ペーパーの買い占めを想起させるものがあった。私の身の回りでは、私のホームページのアクセスカウンターの誤作動でY2Kを体感した。

まだ、今この文章を書いている段階では、大きなY2K問題というものは顕在化していないが、恐らくこのまま恙無く、平穏無事であるのだろう。けれども、心のどこかで「何か」を期待した人は決して少なくなかったと思う。

('00/01/02)