涙の定期券

定期券は便利だ。私のようにクルマを運転しない者にとって、近場に外出する時は得をした気分になる。

私は通勤に、京成電鉄乗り入れの都営浅草線と、都営バスを乗り継いでいるのであるが、時として定期券を家に忘れてしまう場合がある。普通は乗るときに気付きそうなものなのであるが、私が乗車に利用している京成曳舟駅は、顔パスでホームに入れるのである。通常、この駅では通勤・通学者は定期券を駅員に見せたり自動改札を通したりしない。それで下車駅で初めて気付くということなのである。

こういうことが二ヶ月に一度くらいの頻度で発生するのであるが、本当に悔しいものである。下車駅の駅員も「それは残念でしたねー。」などと言いつつしっかり運賃を徴収する。まあ、当たり前か。

('99/07/20)