ドラマの中で活きるマンガ

ちょっと前になるが、東芝日曜劇場(TBS系)で「サラリーマン金太郎」という本宮ひろ志原作のドラマが放映されていた。私はこの番組が好きで欠かさず録画していたが、最近はこうしたマンガが原作のドラマが多いように感じる。

人間関係が複雑で、途中までの進展が遅く、最後にドンデン返しがあるようなトレンディドラマの作り方にやや食傷気味の私にとって、こうしたマンガ原作ドラマは、単純明快でほっとする。当番組は秋にもスペシャルが放映されるらしいし、映画にもなるということなので、大いに楽しみである。

最近では、高岡早紀主演の「ハッピー」だろうか。不慮の事故で盲目になった主人公と盲導犬ハッピーの織り成す物語が今から楽しみである。音楽の世界でも「ゆず」の台頭などに見られるように、一昔前のほのぼのとした解りやすさと後味の良さを人々が求めているのかもしれない。

('99/04/18)