バレーボール その1

バレーボール世界選手権が終わった。結果、イタリアの優勝で終わったが、ユーゴスラビアも随分と頑張った。日本バレーボールチームは、至上最悪の15位に終わった。本当に日本は弱くなったのか?

今からもう四半世紀以上前になるが、ミュンヘン五輪での日本は強かった。猫田が、大古が、横田が、中村が、森田が、島岡が、佐藤が、深尾が(他名前が出てこない・・・)それぞれ頑張った。深夜に放映されていた準決勝のブルガリア戦は壮絶だった。「ミュンヘンへの道」というアニメも流行った。全く関係ないが、ドラマ「気になる嫁さん」では力丸がミュンヘンを目指して頑張っていた。しかし、ミュンヘンを境に日本バレーは衰退の一途を辿る。

当時、イタリアやブラジルなんて名前さえ出てこなかった。キューバが70年代後半に台頭してきたが、70年代前半までは、日本は明らかにバレー先進国だった。速さ、粘り強さで身体能力の低さをカバーしてきた。

ところが、身体能力の高い民族が技術を身につけるようになってくると、みるみるうちに追い越されてしまった。今大会を見ても、日本は弱くなってはいないと思った。むしろ、世界のレベルが高くなっていると感じた。日本にはもう為す術がないのか?いや、ひとつある。こうなったら、東欧人やキューバ人を帰化させるのだ。

('98/11/30)