鍋物

これからますます寒くなってくる。忘年会シーズンでもある。すると決まって「鍋物いいね〜!」なんてのたまう輩がいる。本気で言っているのか?

確かに、鍋物は同じ鍋をつつきあうということで、コミュニケーション・フードとしては良いだろう。しかし一つの料理として考えた場合、あまりにも手抜き料理ではないだろうか。素材が皿に乗ってドーンと置かれ、湯に浸してタレで食す。味覚の面から言っても単純な料理ではないか。その単純さが良いという輩には、これ以上言及しない。

それから不思議に思うことは、ジンギスカン鍋に出てくる羊肉は、何故丸いのだろうか?丸く切り取った残りは何処へ行ってしまうのだろうか?誰か教えて欲しい。

('98/11/26)

さっそく教えてくださった方がいた。千葉県にお住まいのモンチさんからの情報である。ちょっと紹介しよう。

先日TVで羊毛・ラム肉について何やら放送されてたのですが、輸入先のニュージーランドだかオーストラリアで運搬時の便利さ(どう便利なのか??)の為に単に丸く加工するだけ、と言う事です。どうやらヒツジ肉の寄せ集めをして冷凍した結果があの形らしく、特に深い意味やら理由・伝統は無い模様。(日本人なら四角にすると思う。)ちなみに90%以上が輸入らしいです。

ひとつ、物知りになった。