些細なこと

獅子座流星群が先日やってきたが、日本ではちょっとスカに終わった感がある。私も寒い中、午前3時に起きだしてベランダから東の空を見上げていたが、あまりにも寒く、またちょうど信用金庫のライトアップに邪魔をされてしまって、結局2分でやめてしまった。しかし、もしかしたら来年も見られるかもしれないということらしい。

子どもの頃に天体少年(天文少年)だった人は少なくないだろう。私が幼少の頃は、アポロが月に着陸したりと、思えば現代よりも宇宙というものに人々の関心が寄せられていた時代であったと言えるかもしれない。

私たちの住む地球は太陽系に属し、そんな太陽系みたいなものが銀河系には幾つ存在しているか解らない状態で、地球から一番近いといわれている別の銀河系アンドロメダ大星雲ですら、230万光年も離れているのだ。(これはいったい誰が計測したのだろうか?)これまた、こんな銀河系が宇宙には無数に存在しているというではないか。

こういうことを考えると、昨日今日の不満やイヤなことたちなんて、取るに足りない些細なことだと感じる。星空を見上げるたびにそう思うのだ。しかし、そうは言っても割り切れないのが、これまた人間なんだな。

('98/11/22)